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北京原人のなぞ
（著者／たかしよいち　解説／藤田国雄　古代発掘物語全集2　国土社　1969年刊）

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この本をつくった先生 ●監修者／東京大学名誉教授　江上波夫 　　　　東京大学教授　　　泉　靖一 ●解説者／東京国立博物館先史室長　藤田国雄 ●著者／たかし　よいち 　一九二八年、熊本県に生まれる。先史世界をテーマにした『狩人タロの冒険』『キバの王者』（以上理論社）、『黄金のきば』（講談社）、『埋もれた日本』（牧書店）〈日本児童文学者協会賞受賞〉など、長編少年小説を刊行。現在、児童読物作家として活躍。 ●そうてい・さしえ／中西立太 　一九三四年、長野県上田に生まれる。上田松尾高等学校卒業後上京。画家として主に児童画を手がけているが、歴史、とくに先史時代をあつかったものが多い。

みなさんへ 　なん千年、なん万年という大昔には、わたしたち人間の祖先は、いったいどんな生活をしていたのだろう――それは、だれしも興味をもつことがらです。 　そうした大昔のことをしらべるのが考古学です。 　考古学者の仕事は、ほとんどが人里はなれた不便なところで、毎日毎日土ほりにあけくれる、とてもつらい生活です。 　このような考古学者たちの、とうとい仕事をみなさんにしっていただくためにまとめたのが、このシリーズです。
北京原人は火を使うことをしっていた。