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英国を救った戦闘機パイロット（英本土航空決戦5）

　八月十六日のドイツ空軍のおもな攻撃目標は、いぜん飛行場であった。
　正午に、強力に援護された七〇機の爆撃機が、しつような戦闘機の防御をかいくぐりウエストモーリングを爆撃した。
　爆撃機は永久的な管区基地を攻撃したならば、もっと爆撃効果があったに違いないが、英空軍にとって幸いにも、ドイツ空軍はじゅうぷんな準備と正確な情報に欠けていたために目標の選択をあやまった。
　イングランド西方では海軍と沿岸防備隊の二飛行場が攻撃されたが、どちらもこの段階では重要な飛行場ではなかった。
　しかし、英第11集団の最西端地区のタングメアでは、話はべつであった。
　パーク少将指揮下のパイロットたちは、飛行場が爆撃されている真只中に着陸して燃料を補給するという、悪夢のような情況を経験した。

1 英国に身命賭した米人フィスク top

　「スツーカ」爆撃機が上空にいるときに着陸したパイロットのなかに、アメリカ人のビリー・フィスク少尉がいた。
　フィスクが着陸のため降下してきたとき、乗機の「スピットファイア」は車輪が引っこんだまま動かなくなった。
　飛行場はメチャクチャにされ、格納庫も工場も倉庫も医療室も、陸軍の救助小屋までことごとく大破し、着陸するパイロットは荒涼たる風景にむかえられた。
　フィスクは落下する爆弾をくぐりぬけ、穴だらけの滑走路に着陸しようとすべりこんだ。
　爆撃はまだつづいていたが、無事着陸できそうであった。ところが、とつじょ飛行機は火炎につつまれた。
　フィスク少尉は負傷し、まもなく死んだ。
　ロンドンの中心部にあるセントポール寺院に、ビリー・フィスクを記念する「英本土をまもるために戦死したアメリカ人」と刻まれた碑がたてられている。

2 片目、片足でもらった最高勲章 top 　火炎によるパイロットの死亡と負傷は、一九四〇年の英空軍戦闘機――とくに「ハリケーン」の操縦席内――には、しょっちゅう起った災難であった。火災をおこした「ハリケーン」から逃げだせないと、パイロットは一分と生きていられない。 　一九四〇年のこの夏の日、「スピットファイア」の第72中隊から「ハリケーン」の第249中隊にうつったニコルソン大尉は、雲ひとつないサウサンプトンの上空を哨戒中、ヨークシャー州にいる妻に子供が生まれたかどうかを考えていた。 　そうしながらも彼は、ドイツ軍機を待ち構えいた。がぜん敵がいた。 　すこし前方にユンカースＪu88爆撃機三機である。ほかの「ハリケーン」二機とともに、ニコルソン大尉は急速に爆撃機との距離をつめた。 　このとき、「スピットファイア」の一隊が目標に向って急いでいるのが見えた。 　ユソカース機は一瞬のうちに片づけられた。 　失望したニコルソンは、自分の中隊にもどろうと上昇し始めた。 　しかし、安全な高度まで上昇できなかった。 　メッサーシュミットＭe110一機が彼の背後にまわりこみ、機関砲を撃ちこんだ。 　一瞬飛行機は火災をおこし、ニコルソンの片目は血がはいって見えなくなり、片足も負傷した。 　この情況では、大尉は逃げだすべきであった。しかし彼は自分を攻撃したＭe110を撃ちおとして、第一番目のエモノにしなければならなかった。 　ニコルソンが右に急旋回するとＭe110が追い越して、まっすぐ照準器にはいった。 　時速六四〇キロで燃えるこの世の地獄であった。 　しかしニコルソンは、Ｍe110が海中に墜落するまでうしろにとりついて離れなかったのである。

メツサーシュミットMe110戦闘機 原型は長距離戦闘爆撃機として設計されたが、のちには夜間戦闘機としても使用された。英本土航空決戦では長距離護衛戦闘機として爆撃機を護衛してイギリスヘ侵攻したが、英空軍の「スピットファイア」や「ハリケーン」にくらべて操縦性が劣リ、失敗であった。 以下はMe110Cの性能諸元である 発動機：ダイムラー・ベンツDB601A、1,100馬力（離昇出力）2、乗員：2、武装:20ミリ機関砲2、7.9ミリ機関銃5（機首に4）、最高時速:560キロ（高度6,900メードル）、実用上昇限度:9,600メートル、航続距離:900キロ、全備重量:6,885キロ全幅:16.3メートル、全長:12.1メートル 夜間襲撃のドイツ軍機をむかえうつ120ミリ高射砲

　そして墜落させるとやっと飛行機から脱出するときだと決心した。
　しかし、引き金をおしている親指も、スロットルをにぎっている手も焼けこげていた。
　死物狂いで座席のバンドをはずした。
　やっと座席からでて地土に向ってトンボがえりしているとき、もうひとつの試練に見舞われた。
　やっとのことで焼けただれた両手でパラシュートの引き綱をひっぱった。
パイロットの試練はこれで終るのが普通であるが、ニ＝ルソンの場合はちがった。
　パラシュートにぶらさがってハンプシャー州の上空に浮んでいるとき、ドイツ軍の戦闘機一機が、彼が地上で陸軍の守備隊に親切に介抱されるまで、しつこくつけまわしたのである。
　ニコルソンが地上におりたとき、陸軍兵が急いでドイツ軍機の射撃からかばってくれた。好運にもドイツ軍機の狙いがはずれたのでニコルソンは助かり、ビクトリア勲章〔イギリスの軍人にさずけられる最高の勲章〕をもらった。
　英本土航空決戦中、戦闘機パイロットに授与された唯一のビクトリア勲章であった。

3 独空軍、レーダー回避に新戦法 top

　晴天四日間で制空権を獲得するというゲーリングの期待にそうためには、ドイツ空軍としては飛行場の攻撃が正しい戦略であった。
　しかし、イギリス全土には各種の飛行場があったから、八月十六日の昼間空襲で攻撃には成功したが、当時の情況においては効果のない努力をしたにすぎなかった。
　この日ドイツ空軍は、爆撃目標にブリッツノートンの爆撃訓練基地と修理部隊をえらんだ。
　「オックスフォード」機四六機が地上で破壊されたが、制空権をあらそうには関係のない飛行機であった。
　しかしイングランド南部の戦闘機の防衛組織にたいしては、新しい、もっと賢明な攻撃が計画されていた。
　八月十七日は、静かな日であった。
　しかし八月十八日の日曜日は、正午から英空軍の力の限度をためすかのような攻撃がくりかえされた。
　この日の攻撃は十五日ほどのはげしさはなかった。
　ドイツ空軍は数の不足を補うために、ロンドンヘの爆撃進路上にある飛行場を爆撃しようと決心した。
　このころドイツ空軍は英空軍のレーダーの威力をみとめ、レーダーの探知をさける方法を実験中であった。
　八月十八日、パーク指揮下の重要な管区基地ビキンヒルがこの実験台としてえらばれた。
　しかし、計画は実行するには不完全なものであった。
　その計画は、まず強力に援護された爆撃機一隊を高々度で送り込み、引続き無援護の爆撃機一隊が、レーダーの探知をさけるため低空飛行で進撃し、短時間にするどい急襲をおこなうものであった。
　この“死”か“栄誉”かを賭けた低空攻撃隊は、高々度爆撃の先発隊の爆撃によって火災をおこし煙をだしている目標を、容易に発見できるはずであった。
　計画は――紙の上では――戦闘機にたいしてもレーダーにたいしても有効のように思われたが、いざ実行となると、予期しない多くの障害にぶつかった。

　驚いたことに、彼らは前方に平時の日曜日の旅客用飛行場のように平穏に見える、まごうかたなきビキンヒルの基地を発見したのである。
　なにか間違いが起ったのではないかとうたがっているまもなく、アッというまに光の網にとらえられ、はげしい高射砲の十字砲火をあびせられて、おまけにロケット弾から炸裂してとぴだしたスチール・ケーブルのようなものを撃ちこまれ、また小さいパラシュートにもなやまされた。
　さらにくるしいことに、レーダーの警報で高々度の編隊を待ち構えていたビギンヒルの三個中隊のうち二個中隊の戦闘機に急襲された。
　わずか二機のドルニエ機が無事フランスに帰っただけであった。
　高々度攻撃隊もけっきょく到着はしたが、同じくはげしい“歓迎”をうけ、爆撃機四機を失った。

4 女がもらった男の勲章 top

　この空襲で幸運にもビキンヒルには、爆弾の弾痕〔だんこん〕、とくに不発弾の穴が大変邪魔になったほかは、重大な損害はなかった。
　空襲があわったとき婦人補助空軍部隊の一軍曹が、弾痕の周囲をつつきながら片手に赤い旗のたばをかかえて、不発弾の位置をマークしていた。
　空襲中もこの二八歳の軍曹ジョーン・モルティマーは、勇敢にも砲手に弾薬を運ぶ手伝いをしたが、いままた、生命の危険をおかして、ビギンヒルがいまなお活動できる一動力になったのである。
　後日、ジョーン軍曹にミリタリー・メダル〔下士官兵にあたえる勲章〕が授与されたことが発表された。
　敵前における女性の敢闘にたいし、男性におくるメダルがおくられたのである。
　ビギンヒルが攻撃されているとき、その西方一〇キロのケンジーも、同じ情況におちいっていた。
　だがここではドイツ空軍の損害はすくなく、英軍が悲惨な目にあった。
　高々度攻撃隊と低空攻撃隊の到着がうまく一致し、一〇〇個の爆弾が飛行場に命中し「ハリケーン」六機とあまり重要でない飛行機を破壊した。
　さらに格納庫一〇棟を破壊したドルニエ機は、ケンジーを修羅の巷〔しゅらのちまた〕と化して飛び去っていった。
　このころ、ドイツ第2航空軍の空襲部隊がウエストモーリングとクロイドンを攻撃した。
　午後にはドイツ第3航空軍が、ハンプシャー州とサセックス州西部の飛行場を襲撃して圧迫を続けた。午後遅くなってドイツ第2航空軍が、クロイドンに再び一撃をくわえた。
　夜になってドイッ空軍が、広範囲の地域にうるさく姿をみせてイギリス人を寝られなくし、またテムズ河口とブリストル海峡に正確な機雷投下を実施した。
　この夜、英空軍が八月十五日を想い出させるこの嫌な十八日の一日をふりかえってみると、英軍はドイツ軍の爆撃機・戦闘機あわせて七一機を撃墜したのにたいし、損害は戦闘機二七機で、パイロットはわずかに一〇人を失ったにすぎなかった。
　この暑くるしい八月、たえまない戦闘で、英空軍にとって祝福するようなことはほとんどなかった。
　だが、ただひとつだけあった。
　それは自国およびその沿岸の上空で戦っているという利点であった。

5 ダウジング、パイロット補充に腐心 top

　八月十八日の数字がしめすように、英空軍の戦闘機パイロットがパラシュートで飛びおり、再び戦闘に参加する比率はかなり高かったが、英戦闘機兵団司令官ダウジングにとってこれほどありがたいことはなかった。
　だが、ダウジングの損耗はふえていた。八月十八日までに空中損耗は約三〇機であった。
　同じ期間に九四人の戦闘機パイロットが戦死または行くえ不明となり、六〇人が負傷したが、負傷の大部分はひどいヤケドであった。
　英航空機生産相ビーバーブルックは、廃棄されたりまたは損傷した飛行機を、一週間に一〇〇機以上取替ているが、熟練した戦闘機パイロットの予備員は少ない。
　新しい戦闘機パイロットが戦闘に投入できるようになるまでに、戦争に負けるかも知れないというのがダウジングの悩みの種であった。
　八月十八日の夜がきたとき、ダウリングは新しいパイロットが「ハリケーン」か「スピットファイア」でせめて一〇時同程度の単独飛行をやってくれればよいのにと考えていた。
　この問題が大変気がかりで、ダウリングはチャーチル首相が愛情をこめて“子供たち”とよんだ十代、二十代の若いパイロットを、戦闘機兵団以外のところに求めることができるのではないかと思い付いた。
　艦隊航空隊から借りている海軍の戦闘機パイロット五〇人のほかに、空軍の爆撃機隊と沿岸防備隊から、訓練されたパイロットの追加借りうけはできないだろうか？
　これらのパイロットは、平時の戦闘機兵団の訓練にはむかないかもしれないが、しかし彼らは軍隊訓練をうけており、しかも飛行機搭乗員の制服さえきている。
　不幸にも戦闘機兵団司令官ダウジングの要求は、空軍省では冷たい目でむかえられた。
　各司令部とも万一ドイツ軍の侵攻が始ったときに、ふりかかってくるに違いない責任を痛感していた。
　ダウジングが危急にそなえて戦闘機パイロットの節約を考えているのと同様に、空軍省の幕僚もドイツ軍の侵攻にたいし、部隊の温存をはかっていたのである。
　しかし侵攻阻止は、戦闘機兵団がドイツ空軍の優勢を打破してはじめてできることであった。
　ダウジングは爆撃機兵団の爆撃機フェアリ「バトル」の経験あるパイロットをもらいたいと要求したが、空軍参謀本部はこれらの旧式機はドイツ軍の上陸用舟艇攻撃用にとってあるといいけって反対した。
　けっきょく、戦闘機兵団司令官ダウジングの強硬な要求によって、ほかの部隊からパイロットを移管することになり、ダウジングは爆撃機兵団から二〇人、陸軍協力部隊から三三人、計五三人のパイロットを借りうけた。
　これらのパイロットはわずか六日間の講習で、上着の一番上のボタンをはずし〔英空軍戦闘機パイロットの“粋”な風習〕、のちにチャーチルがいう不朽〔ふきゅう〕の名言“かくも少ない人”の勇士たちに伍して戦い、そして死んでいったのである。

6 「かくも少ない人」チャーチルの名言 top

　一九四〇年八月二十日、下院で戦争の一般情勢について演説したチャーチルは、つぎのようにのべた。
　「我々のこの島、我々の帝国、いや、罪ある人〔ドイツ人〕の家庭をのぞく全世界のあらゆる家庭は、大敵におくせず、たえまない挑戦と死の危険に屈せず、その武勇と献身をもって世界大戦の潮流を加えつつある、イギリスの勇士に感謝の念をささげている。
　人類闘争の戦場で、かつてかくも多くの人が、かくも多くのことを、かくも少ない人に依存したことはなかった。
　すべての人の心は戦闘機パイロットに向けられており、そのはなばなしい活動を毎日その目で見まもっている」
　いかにもあざやかに、また直感的に、チャーチルは絶好のタイミングをとらえて、人々の心に残る名文句を書きのこし、演説したのだった。
　一九四〇年のイギリスの本土航空決戦で、祖国防衛のために生命を奉げた四一五人のパイロットの思い出をたたえるために、末長く人々の口に語りのぼらせるために……。
　八月十八日も暮れ、ゲーリングがイングランド南部の制空権を獲得するには十分だと予言したその四日間は、早くも歴史のかなたに過ぎ去った。
　そしてイギリス侵攻の海上からの作戦、いわゆる“あしか”作戦を決行するのにみずから許可した二週問の猶予〔ゆうよ〕もやがて過ぎ去ろうとしていた。
　英本土航空決戦が、ドイツ空軍に不利になりかかっているということが感じられるようになり、ドイツ空軍がこの事実を認めていることが反映して、すこしではあるが、ドイツ軍関係者の心に衰退がみえ始めた。
　だからドイツ空軍戦闘機のエ−ス、アドルフ・ガーラントが、空軍総司令官ゲーリングに面と向って、ドイツのメッサーシュミットＭe109よりも「スピットファイア」の大隊の方がよいといったということは、それほど驚くほどのことではなかった。

7 「スピットファイア」性能アップなる top

　一九四〇年八月中の「スピットファイア」の作戦可能機数については特記するようなことはなかった。
　また「スピットファイア」の性能は、開戦当時のものにくらべて大いに改善されていたが、この改善は「スピットファイア」が生まれたときと同様に、個人の創意と民間の企業に負うところが大きかった。
　第一次大戦中、みずから戦闘機を設計して飛行した飛行機製造業者の先覚者ジョフレー・デハビランド大佐は、戦闘機が現在つかっている可変ピッチ・プロペラを、彼が強く推賞している固定プロペラに取替たなら性能もグンとあがり、国民の士気も高められると信じていた。
　しかし、この変更について当局が賛成しないので、デハビランドは職権を離れて、ある中隊の戦闘機一機のプロペラを取替る手配をした。
　たちまち、奇跡的に性能が改善されたというニュースが中隊から中隊へと伝わり、当局に取替の要望が殺到した。
　デハビランドは、自分の会社が経費をはらってもらえないかもしれないという危険をおかして、技術者のチームを飛行場から飛行場へと派遣し、戦闘機のプロペラを取替た。
　あとになって彼の会社はその後の契約を取付けることができた。
　エンジンの性能もまた向上した。戦闘の初期には「スピットファイア」も「ハリケーン」も気化器の故障が多かった。
　ドイツ空軍の戦闘機パイロットは、急降下すれば背後にとりついた英戦闘機をふりきれることをすぐに知った。
　その理由は、英空軍の「マーリン」発動機の気化器は、水平から急に垂直になると気化器内にできた空間が原因になって作動がとぎれるため、パイロットはいったん半横転してから急降下に移らねばならなかったからである。
　ロールス・ロイス社はたちまち空間ができない気化器を考案して「スピットファイア」をドイツ空軍のエース、ガーラントやその仲間に、いっそう戦いがいのある魅力にみちた飛行機にしたのであった。
　ガーラントがゲーリングに「スピットファイア」がほしいといったのは、けっして皮肉からではなかった。
　操縦性がよい「スピットファイア」の方がＭe109よりはるかに戦闘機として適していると思えたからであった。

　しかし、ゲーリングは、ガーラントの皮肉なことばの裏にある、もっとも新しい経験に基くデータに耳をかそうとはしなかった。
　彼はあいかわらずイギリスにたいするこの夏季攻勢は、彼がドイツ空軍にいだいているすべての野望を達成する総仕上げであるとみていた。
　あたかも彼は相場師のように、もう一回やれば勝つと思い、さらに、よい天気が四日あれば勝てると自信満々であった。
　カリンハルの夢みるような雰囲気のうちに開かれた打ち合せのあと、第2航空軍司令官ケッセルリンクと第3航空軍司令官シュベルレを各自の部隊にかえしてから、空軍総司令官ゲーリングは、二四時間ぶっつづけでイギリスに爆弾の洗礼をうけさせるよう命令した。
　しかし悪天候に妨げられ、八月十九日は、英空軍にとってかけがえのない休養の日となった。
　英本土航空決戦の新段階の熱戦が始ったのは八月二十四日からであった。

9 ドイツ空軍の前進基地（写真集）