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Index 1
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10 ドイツ空軍、幻のエース
Ｍｅ109と、Ｆｗ190戦闘機については、ほとんどの著書が、両機とも一九四五年になる前に、新型機と交代すべきであったとのべている。
たとえば、ノワラは「Ｍｅ109も、Ｆｗ190も、ともに古くなった」と書いている。
しかし、この見解には賛成しがたい。
もしそうなら、第二次大戦中のほとんどすべての戦闘機が、古くなったことになるからである。
たとえば、グラマンのＦ6Ｆ「ヘルキャット」シリーズを除けば、第二次大戦中、飛行したすべての米軍戦闘機は大戦――この場合戦争のはじめは一九四一年十二月七日〔日本時間八日〕である――以前に製作されたか、設計されたものであった。
主要な米軍戦闘機――ロッキードＰ38「ライトニング」、ベルＰ39「エアラコブラ」、カーチスＰ40、リパブリックＰ47「サンダーポルト」、ノースアメリカンＰ51「ムスタング」、ノースロップＰ61「ブラック・ウィドー」、グラマンＦ4Ｆ「ワイルドキャット」、チャンスポートＦ4Ｕ「コルセア」――すべて戦前の設計か製作である。
1 Ｐ47にかなわぬ急降下性能 top
Ｍｅ109とＰ47「サンダーボルト」とのハッキリした比較は、第二次大戦の米国の撃墜王の一人ロバート・Ｓ・ジョンソン少佐の目に、ドイツ戦闘機がどう映ったかを、みることによってわかるであろう。
ジョンソン少佐は、Ｐ47に乗って一一ヵ月間戦闘に参加し、撃墜二八機の記録をたてた。
場所は西部戦線で、相手は最強のＭｅ109、Ｆｗ190の優秀なドイツ空軍パイロット、撃墜機はすべてドイツ戦闘機との空中戦の結果であることを知れば、その記録は一段と輝きを増すだろう。
ジョンソン少佐にあたえられた最上の栄誉は、相手のドイツ軍パイロットが、彼を第二次大戦における抜群の戦闘機乗りの一人と称賛したことであろう。
この最初のＭｅ109との遭遇を検討する前に、読者はＭｅ109のパイロットが急降下によって、英戦闘機から、すみやかに逃れることができた、ということを思い出してもらいたい。
ところが、Ｐ47「サンダーボルト」の出現によって、この利点は消えうせたと、ジョンソソ少佐は、次のようにのべている。
二日後、我々はラムロットからギルゼ・ジジェンに向って飛んでいた。
私はジェリー・ジョンソンの右翼の位置を飛行していた。
我々がウェンスドレヒトの近くで、ドイツ領に入った時、私は「敵機四機、右方にあり、我々に水平に接近、こちらキイワース・ホワイト二番機、終り」と叫んだ。
ジェリーは「了解」とすぐ応じた。
敵機は散開し、攻撃をくわえようとして、我々の後尾に激しく襲いかかってきた。
「それいけ！」
ホワイト隊は上昇し、ドイツ職を迎撃すべく旋回した。メッサーシュミットは、浅い角度で降下、それから急角度で上昇した。
ジェリーは敵の指揮官機を追尾しており、私はジェリーを援護するため、後方にさがった。
一瞬、第二の戦闘機がジェリー機をめがけて、突進してきた。
私はスロットル〔しぼり弁〕をひらいて、Ｐ47の全能力を発揮させた。
第二のＭｅ109は、私が向っていくのを認めると、急旋回して、北方に逃げた。
私がその後尾についたときジェリーは、その敵機を真横から追っていた。
私はすぐに、一五〇メートルまで接近、射撃の準備をした。
突然、ジェリーは方向舵を操作して敵機に集中射撃をくわえた。
メッサーシュミットは、急旋回し、キリモミ状態になった。
私も旋回し、突っ込み、Ｍｅ109が最初の一旋回をするのをまった。
私はどこで相手が二回目の回転をするかを正確に知っており、そこをめがけて発射した。
「やった」
メッサーシュミットは、私の弾丸の流れのなかで旋回し、旋回をおわると、垂直に突っ込んで離脱をはかった。
「そうはさせないぞ」
私は八一〇○メートルから逃げるＭｅ109を追跡した。
「サンダーボルト」が空中から突っ込む時、メッサーシュミットは、うずくまっているようにみえた。
私は敵機の背後に直接くっつき、引きがねをひいた。
八挺の機銃が火をふいた。
Ｍｅ109は爆発して四散した。 |
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2 Ｐ47に上昇力もおとる top
一九四四年、技師たちはボブ・ジョンソンの所属する第五十六戦闘機連隊の「サンダーボルト」に新しいプロペラを装備した。
ジョンソンは「技術将佼たちは、『サンダーボルト』のために特別に設計された新しいプロペラについて、激論をたたかわせた。
彼らは新型プロペラの太くて短い羽根は、性能を驚くほど向上させるだろうと主張した。……
我々は、話半分にききながらも、その熱心な議論に耳をかた向けた。そして、新型プロペラをつけた機で飛んでからは二度と、疑いをもつことはなかった」と、次のようにのべている。
二四〇〇メートルでのテスト飛行のさい、私は「サンダーポルト」を急上昇させた。
通常この機は、急速に速度をまし、それから速度がおち、失速に近づいていく。
しかし今度は「サンダーポルト」は気違いのように上昇していった。
別の「サンダーポルト」が空中にいて、私は上昇の合図をした。
私は技術将校ではないし、毎分何メートル上昇したかは正確には知らない。
私は、他の戦闘機を眼下に、あたかも、それが静止しているかのように引きはなした。
「サンダーボルト」は尾部で立って空に向って一直線に上昇していった。Ｆｗ190もＭｅ109も「サンダーポルト」の上昇力をしのぐことはできなかった。新しいプロペラは、一〇〇〇馬力あるいはそれ以上の価値があった。
のちに、私は「スピットフアイア」9Ｂと競争する機会をもった。
我々が双方とも戦闘機に全力をださせたが、「サンダーボルト」は、かろうじて「スピットファイア」から、逃げおおせた。 |
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ドイツ本国の防空戦闘で被弾したＭｅ109Ｇ
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3 フォッケウルフを血祭りに top
新プロペラの有効性は、その後まもなく任務についたジョンソンによって次のように伝えられた。
それは一九四四年であったが、一月六日、私はドイツ空軍の古い型の一機と遭遇した。
そのパイロットは、私が戦ったなかで、最も手強い相手の一人だった。
コブレンツ〔ボン南東六〇キロ〕の近くで、飛行隊は一五機のフォッケウルフを追跡し、降下して突っ込んでいった。
ガブレスキーは、クラウト機の後方を援護していたが、ドイツ機がガブレスキー機にせまった。
私はドイツ機が急旋回して、前方を横ぎるのを見た。
フォッケウルフは急角度で右に旋回、私は愛機を回転させて、追跡した。
敵機はまずい旋回をしたが、私はその尾部にピッタリとくっついて横転しながら発砲した。
フォッケウルフは急上昇したが、新プロペラを装備した「サンダーボルト」は、けっしてのがさなかった。
私は回転しながら、発砲し、確実に命中させた。
フォッケウルフは旋回し、私を振り切ろうと秘術をつくしたが、私は、ぴったり敵のあとをつけながら、発砲し、命中させた。
突然、敵機は横転し、降下し、私の砲火を避けるために、機を左右にゆさぶった。
フォッケウルフの操縦士は、おそらく最上のパイロットの一人だった。
しかし降下したのは、フォッケウルフの失敗であった。
何回となくドイツ軍パイロットは、急降下で逃れようとした。
だが、彼らは空中戦の教訓を学んでいなかった。
私が機首を下げ、プロペラがうなると距離はちぢまり、五〇メートル以内に接近した。
砲火をあびせかけた。弾丸は操縦席と左の翼の付け根を破壊し、燃料タンクを発火させた。
フォッケウルフは、パラバラになり、それが最後だった。 |
ジョンソンは、さらにＭｅ109との戦闘について、次のようにのべている。
私の約一六〇〇メートル上空に、「空の要塞」Ｂ17が一機コントロールを失い、エンジンから火をふいて、ヨタヨタしており、乗員が脱出した。
二機のＭｅ109が落下するＢ17をとりまき、パラシュートで降下する搭乗員を機関銃でねらいうちしていた。
私は全速で上昇した。新しいプロペラは、機を急速に上昇させた。
ドイツ戦闘機二機のうち、指揮官機は、まっすぐに飛行し、部下の機は右にわかれた。
私はいまや、怒りに燃えており、二機のうち少なくも一機は撃墜してやろうと決意した。
先頭のメッサーシュミット機は、突然煙を出すのをやめた。
私はこの瞬間、相手が馬力を失ったことを知った。
私は敵戦闘機を追いこさないように、スロットルをとじた。
そして右側にすべり、左側に半横転した。
完全！ いまやうしろにぴったり。
方向舵のペダルは円滑に作動した。
「サンダーボルト」は一回転し、メッサーシュミットの内側にくいこんだ。
私はその時、パイロットがうしろをふりむいているのを見た。
私は急速に近づき、急いで発砲すると、機体と翼から白い煙があがった。
命中だ。
しかし敵はなかなかあきらめなかった。
そしてたくみに左に旋回した。
そこでもう一度発射した。
弾丸が操縦室を貫通した。
敵機は濃い煙をあげ、空中に、ほとんど、とまっているようにみえた。
私は深追いしすぎた。急いで引返したが、地上で燃えあがるのをみた。
二機の「サンダーボルト」が、私の機に近づいてきた。
サム・ハミルトンとジョー・ペリーである。
私はよんだ「おい、サム、あいつは地上に落ちたのかい？」
サムは答えた「そうだ。あの煙が、あいつさ」
そして私は、まことに上機嫌になった。 |
戦闘機としてのＭｅ109の物語の一部には、第二次大戦中、撃墜王になったドイツ軍パイロットの記録も、欠かすことができない。
4 ドイツ空軍エース番付 top
ドイツ空軍のエースたちは、いずれにしても、いつかはＭｅ109を燥縦している。
ハンス・Ｊ・マルセイユ（死ぬまでに一五八機撃墜）のような一部のエースは、Ｍｅ109だけしか操縦しなかった。
以下は一五〇機以上を撃墜したとされているドイツ空軍のエースである。
エーリヒ・ハルトマン 三五二
ゲルハルト・バルクホルン 三〇一
ギュンター・ラル 二七五
オットー・キッテル 二六七
ワルター・ノボトニー 二五八
ウィルヘルム・パーツ 二四二
テオ・ワイゼンベルガー 二三八
エーリヒ・ルドルファー 二二二
ハインリヒ・ベール 二二〇
ハインツ・エルラー 二二〇
ハンス・フィリップ 二一三
ワルター・シュック 二○六 |
アントン・ハフナー 二○四
ヘルムート・リッペルト 二○三
ヘルマン・グラーフ 二○二
ワルター・クルピンスキー 一九七
アントン・ハックル 一九〇
ヨアヒム・ブレンドル 一八九
マックス・ストーツ 一八九
ヨアヒム・キルシュナー 一八五
ウェルナー・ブランドル 一八〇
ギュンター・ヨステン 一七八
Ｊ・スタインホフ 一七六 |
ギュンター・シャック 一七四
ハインツ・シュミット 一七三
エミール・ラング 一七三
Ｅ・Ｗ・ライネルト 一六九
ホルスト・アダマイト 一六六
ウォルフ・Ｄ・ウィルケ 一六一
ゴルドン・ゴロプ 一六〇
ハンス・Ｊ・マルセイユ 一五八
ゲルハルト・ティーベン 一五七
ハンス・バイスウェンガー 一五二
ペーター・ダットマン 一五二 |
これはまた興味深い、驚くべき統計と関連がある。
一五〇機以上を撃墜したドイツ空軍のエースは三四人にのぼっているが、ドイツの公式の数字によれば、彼らは合計六九〇二機の敵機を撃墜している。
また一〇〇機から一五〇機までを撃墜したドイツ空軍のエースは六〇人おり、その撃墜機数は七〇九五機に達する。
従って、ドイツの正式記録によれば、九四人のエースは、空中戦で敵機一万三九九七機を撃墜した。
すなわち約一万四〇〇〇機が、一〇〇人以下のパイロットによって撃墜されたことになる。
エーリヒ・ハルトマン少佐：ロシア戦線で352機を撃墜した
ドイツ空軍のエースで、“黒い悪魔”とおそれられた。
1942年パイロットになった若手のホープである |
ゲルハルト・パルクホルン少佐：撃墜記録301機。
東部、西部戦線に従軍したが、撃墜記録はすべて
東部戦線のものである。彼はＭｅ109の熱心な支持者であった |
ギュンター・ラル少佐：撃墜記録275機。
バルクホルン少佐とともに東部戦線で活躍した。
エース第三位までのラル、バルクホルン、ハルトマン三人は
戦後まで健在であった |
ハインリヒ・ベール中佐：撃墜記録二二〇機。
曹長で初陣、西部戦線で米英空軍と闘い
一二四機を撃墜、西部戦線最高のエースとなった |
5 米英のエースと段違い top
このような統計は、ちょっとマユツバではないかと思われる。
とくに米国の撃墜王の記録とくらべた場合、そうである。
ポング 四〇
マクガイア 三八
マッキャンベル 三四
ガブレスキー 三一
ロバート・ジョンソン 二八
英国の撃墜王、ジョニー・ジョンソンは三八機だ。
しかるに、撃墜機確認一七六の記録をもつドイツ空軍のスタインホフは、ドイツのエースのなかで、二三位にすぎない。
ドイツ空軍の統計者は、これら撃墜の大部分は、ソ連戦線でなされた事実を明らかにしている。
事実、エーリヒ・ルドルファーは一九四三年十一月六日、一七分間つづいた一回の交戦で、一三機を撃墜したとされている。
これは、けっして不可能なことではない。
一九四四年十月二十四日、米国の 「ヘルキャット」に乗ったデーブ・マッキャンベルは、ただ座っているだけのパイロットをのせた日本の単発爆撃機隊に突っ込み、九機撃墜確認（さらに二機撃墜の可能性）の戦果もあげているからだ。
ここで考えなければならない、もう一つの点は、ドイツ軍パイロットは一日に、二回ないし五回、あるいはそれ以上出撃していることである。
その基地は戦闘地域から“至近の距離”にあり、ほとんど絶間なく飛んでいた。
疑い深い者でさえも、ドイツ空軍のベテラン・パイロットは、数年にわたる戦闘の間は一〇〇〇ないし二〇〇〇回出撃したことを認めている。
そしてすぐれた飛行機に乗っているベテランは、運がむいていたといえるであろう。
同じく重要なことは、戦争の後半になると、ドイツ軍が敵地に出撃したのではなく、敵機がドイツに向ってきたのである。
だから撃ちおとされたドイツ軍パイロットが自国の領土上空から胴体着陸や脱出などして助かり、さらに戦い続けたのである。
ソ連戦線で、三〇一機を撃墜したというバルクホルンは、少なくとも一六回撃ちおとされている。
二五五機撃墜したノボトニーは、第一機を撃墜した直後に、自分も撃墜された。
彼はこの嫌な経験を終戦直前まで繰返さなかったが、直前にＭｅ262ジェット戦闘機に乗って撃墜された。
6 撃墜数はナチの宣伝か top
しかしドイツ戦闘機パイロットが主張している、この驚くべき撃墜数は、受入れられるであろうか？
ドイツ空軍戦闘機パイロットとしての生活について記したハインツ・クノッケの著書に、短い序文をのせた米空軍のＥ・Ｒ・ケサダ中将は、撃墜数を疑問視して、次のように書いている。
「この本の一部は、私には誇張のようにみえる。 （米軍のパイロットもときには事実を誇張したことがあったが）
たとえば、私はクノッケと違って、ドイツ空軍のエースたちが、連合軍機を一五〇機以上も撃墜したとは信じられない。
彼の本のあちこちには、明らかにナチの宣伝と思われる記述が含まれているが、若者たちによって鵜呑みにされている」 また英国のアシャー・ジー大佐は、次のようにのべている。
「メルダース、ウィック、マルセイユのような連中は、確かに、連合国空軍のどのパイロットにも劣らない第一級のパイロットであった。
しかし二〇〇機以上にも達するような、撃墜記録は、バカバカしいほど誇張されている」 |
ウェルナー・メルダース少佐：スペイン内乱いらいの
ベテラン戦闘機のりで、西部、東部戦線で活躍した
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しかしこれらエースたちの輝かしい戦績は、しばしば若いドイツ戦闘機のりを刺激するのに役だった。
ある時、若いドイツのエース（前にあげた三人のスターの一人だが、名前はあげない）が、イギリス海峡上空で「スピットファイア」と交戦して帰還、三機を撃墜したと報告した。
地上勤務員は、彼の銃砲は発砲されておらず、弾薬もそのままであったと記録している。
この話は、その飛行中隊内にひろまり、さらに他の飛行隊にも伝えられた。
このパイロットの記録はあがったが、その株は下落し、まもなく本部勤務を命ぜられた。
7 “まやかしの爆撃数” top
ローランド・Ｐ・ビーモントも次のように書いている。
「すぐれたパイロットの個人記録はおもしろいが、ほとんど信じられない。
ドイツの“撃墜記録”を事実として受入れるさい、著者（エドワード・シムズをさす）は多分、これらの記録が編集された状況――すなわちヒトラーの宣伝機関に踊らされいたドイツ――を無邪気にも見過ごしたようにみえる。
同様に、英、米、ドイツのエースの表をくらべてみると、ドイツのエースは、なにかスーパーマンのようにみえる。
ただ一回の戦闘で、我々英国の戦闘機六機を撃墜したり、一日に一二機以上を撃墜することのできる人間が、どこにいるだろうか？
一九三九年から四五年にかけて、イギリス海峡と欧州で三八ヵ月間、作戦に参加、六三〇時間飛行しても、だれもその記録には対抗できるものはない。
ドイツの戦闘機パイロットは、一九四〇年には、我々ほどすぐれているようにはみえなかったし、一九四四年になると、ぐっと腕がおちた。
勝利を記録した方法の違いが、ドイツのエースの能力を、過大に評価していたのではないかと思われる。」 |
最後に、英空軍大佐で、三八機を撃墜したエース、ジョニー・ジョンソンの話を紹介しよう。
「私は、“戦闘機パイロットとして比類なき名手”といわれた有名なドイツのエースの記録を、詳細にチェックすることができた。
アフリカ西部砂漠で、彼が最大の戦果をあげた日は、一九四二年九月一日で、彼は一七機を撃墜、うち八機は一〇分間の戦闘に撃ちおとしたと主張している。
しかし英国側の記録では、この日合計一一機を失ったにすぎず、しかもうち二機は、ドイツ軍パイロットがあげていない型の『ハリケーン』であった。
事実、英国側の損害の一部は、彼の機がまだ地上にいたときに、おこっている」 |
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