あとがき 神戸淳吉
おとなの方々へ
現代はハ「イウェイ時代といわれています。
北から南へ日本を縦断する高速道路網は年ごとに伸びていきます。
この本はこれらの高速道路と長大橋のうち、名神高速道路、首都高速道路、西海橋を中心に記述し、併せて将来の展望を試みました。
けれど、世界にほこるこれらの高速道路や長大橋の完成はけっして一朝一夕になったものではありません。
人類誕生以来、長いあいだの道と橋の歴史があったからで、この本ではそのような歴史的なことがらも広く取上げておきました。
この本を読まれる少年少女のみなさんが自分たちの歩く道や渡る橋から、さらにもっと大きな立場に立って日本を縦貫する高速道路や海をひとまたぎにする長大橋に関心をよせていただけたらまことに幸せに思います。
執筆にあたって日本道路公団広報課長重信二郎氏、技術部構造設計課課長代理貞升文槌氏、大阪支社高速道路建設部技術課長菊池清氏、一宮管理局総務課望月利晃氏、首都高速道路公団第三建設部次長橘高元氏、同中央管理局施設管理課長仲田忠夫氏の方々からいろいろお教えいただいたり、現地をご案内していただきました。
また、日本道路公団理事片平信貴氏、同理事藤森謙一氏の著言、播磨荘一郎氏の論文を参考にいたしました。
あつくお礼を申上げます。
なお、執筆は日本道路公団理事村土宗一氏の指導により神戸淳吉が担当いたしました。
また、建設省大臣広報室編「日本の道路」、シェライバー著「道の文化史」（岩波書店）、日本経済新聞社編「街道今昔上・下」（社会思想社）を参考にしました。 |
学校図書館必読の本――全8巻
●全国学校図書館協議会選定図書 ●日本図書館協会選定図書
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